【りゅうちぇる】「イントレランスの祭」

こんにちは。

超開運風水術・卍易風水師

の美雅です。

 

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想像して欲しい

昨日投稿した、米米CLUBライブが終わった直後、スマホを見ると飛び込んできた悲しいニュース。


美雅はその夜、せっかくの楽しいだけで終わるはずの夜が、考えなくてもいい事を考えまくり眠れず、朝方やっとウトウトできました。


芸能人の自殺のニュースがあってもそれなりには動揺するものの、ここまで自分が自分でなくなることはありませんでした。


きっと以前から、りゅうちぇるさんが叩かれている内容が全く理解できず、憤っていたからだと思います。


今、訳の分からない理由で叩いている人たちもひれ伏すくらいに幸せになって欲しいと思っていました。


ですが、結果は悲しいものでした。


当然と言っちゃ当然です。


あの状況で平静に過ごせるほうがおかしいです。


果たしてりゅうちぇるさんは本当に「身勝手」だったのでしょうか?

 

「自分の性自認を初めからわかっているなら、何故ぺこちゃんと結婚して子供まで作ったんだ」?


じゃあ、今の日本はそうそう簡単に自身がトランスジェンダーであることを公にできる環境ですか?


実際、今そうやってあなたたちは叩いているじゃない。


美雅の知り合いのトランスジェンダーの方は、自身の節目の年齢になった時、SNSでカミングアウトされました。


美雅はその文章を読んでショックを受けました。


というのも、その方はとてもイキイキとされていて、友達も多く、まさに「自分らしく生きている」方で、美雅がお手本にしたいなあと思っていた方だったのですが、そんな方でさえカミングアウトの文章中「震えている」とおっしゃったんです。


トランスジェンダーの方が自分の性自認を公にして生きていくのは、こんなにもハードルが高く、恐怖で勇気が必要なことなんだと。


それはなんとなくはわかっていたことだけど、美雅の想像をはるかに超える恐怖かもしれないと感じたからです。


令和になった今はだいぶオープンにできる雰囲気にはなったかもしれません。


でもまだ「トイレ」「銭湯」はどうするだので混乱している段階にすぎません。


りゅうちぇるさんは以前「高校生の時に母親に一瞬打ち明けたけど、ドン引きされて『うそうそ!』と撤回した」となんかのコラムで読んだことがあります。


親に自分自身を否定されたら、本当の自分を押し殺してしまうのも無理はありません。


これは推測で、勝手に人の家庭事情や心情を推測して人を叩くようなヤツと同じことをしているのは承知で言いますが、りゅうちぇるさんは「中世的な男性として生きていく」ことを初めは決めていたのではないでしょうか?


誰も悲しませたくなかったからこそ。


ぺこちゃんを愛したのも嘘ではなかったはず。


むしろ恋愛感情よりも上回る人間愛ともいうべき絆で結ばれたのではないでしょうか。


「中世的な男性として生きる」ことを決めたけど、いざ子供が生まれ、否が応でも「父親」「夫」「男性性」を押し付けられることを目の当たりにし、限界を感じたのじゃないの?


「〇〇と決めたけど、やっぱり無理だった」なんていくらでもあるでしょう。


りゅうちぇるさんのそれは子供も絡むとても大きな課題で、離婚当初ぺこちゃん自身が言っていた通り「できたら墓場まで黙っていてほしかった」ことかもしれません。


でもそれを言えるのはぺこちゃんだけです。


そしてそのぺこちゃんは、りゅうちぇるの全てを受け入れ納得しています。


これ以上、何を他人が言うすき間があるのか!?


「子供を産ませて逃げた」「自分勝手に生きている」
とは微塵も思いません。


美雅がメディアを通して知るりゅうちぇるさんは、その辺の父親ヅラしたノーマル男性よりも二人に寄り添っているように見えましたよ。


「父親をなくした子供がかわいそう」
とか言う人もいるそうですが、その人は【家族とは男性の父親と女性の母親がそろっているものだ】という思い込みで生きているのでしょう。


その価値観でいうと、美雅の子供もかわいそうな子供になります。


美雅はシングルなんでね。


でも、美雅は一切自分の子供をかわいそうな子供と思って育てていませんし、子供たちも「自分はかわいそうな子供だ」と思ってないと言い切れます。


「かわいそう」と思って育てると「かわいそうな子供」になります。


そんな価値観の人はいざ自分が結婚なりし、なにかの理由でシングルになった時、自分で勝手に苦しむハメになるでしょう。


いかに「should思考」が自身で不幸を生み出しているかということです。


りゅうちぇるさんとぺこちゃんと、そのお子さんの【新しいカタチの家族】は、美雅は「めちゃくちゃ素晴らしいやん!」と思ってました。


だって、一番身近な社会が「物事をフラットに見れる」環境なんですから。


実際、私達は学校などで「いじめ差別はいけないよ」と学びましたが、ひどいいじめや差別はなくなっていません。


むしろ国単位でいじめや差別と同様なことをしています。


誰かから学ぶのではなく、身近で愛をもらっている人がお互い全てを受け入れてリスペクトしあっているのを見て育つ。


最高でしょ。

 

アドラー心理学を発信している方がおっしゃっていた言葉を引用します。

赤の他人に執着して誹謗中傷をするのは、精神分析学では「置き換え」と呼ばれる防衛機制の一つです。

簡単に説明すると、自分の中にある怒りや悲しみなどの不満を他人に投影して、その人を攻撃することで自分を正当化しようとしているのです。

 

こういう人の対応策は「逃げる」しかないそうです。


「関わらない」「同じフィールドに立たない」。


美雅も上記で色々書きましたが、実際わけのわからない誹謗中傷をする人には刺さりません。

 

昔、美雅の好きな劇作家・演出家の鴻上尚史さんの「イントレランスの祭」というお芝居を観に行ったことがあります。


「イントレランス」とは【不寛容】という意味。


まさに今の日本は毎日

「イントレランスの祭」です。

 

りゅうちぇるさんのご冥福をお祈り申し上げます。

 

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